国立ガン研究センター中央病院②

最初の担当の先生と同チームの先生が
今後の流れや我々の意向を聞いて
スケジュールを立ててくれた。

生検のため針で細胞をとる1泊の入院と、別日のPETーCT。来週でもできますよとのことだったのですが、

我々の意志は、最終的に子を作りたい。

妻が事前に調べていた
『化学療法がはじまる前に受精卵を凍結しておくほうが良いのでは?』
という疑問を聞いてみたところ

「化学療法後の卵巣子宮へのダメージのリスクを考えると良いと思う。しかし腫瘍がある状態で採卵できるのか?採卵するには2週間前から薬を飲んだり調整が必要だけど、悪性の場合採卵までのスケジュールを待ってられる猶予がないかもしれない。自然排卵だと採れる卵もごくわずかで体外受精できないかもしれない。
かかりつけの婦人クリニックか、こちらと提携している腫瘍のある人の体外受精でも相談できる病院に行って相談したほうが良い。」

と言われ、国立ガンセンターのサポートから提携先の病院へ問い合わせて予約をとってもらうことになった。

腫瘍が何者かも早く知りたいので
入院は10月すぐにしてもらいつつ今週中か来週中に体外受精ができるのか病院に話を聞きに行こうということになりました。

その後、病院のサポートセンターへ行き
悪性だった時の化学療法のリスクや体外受精の費用などの説明や相談をしてもらい、紹介状を用意してもらうことに。
もう夕方なので病院側で明日予約を取ったら紹介状を用意して午前中に連絡をくれることになった。

その後は
PET-CTの説明を受け
入院予約と会計を終えてようやく終了。

妻の排卵日の予定が、来週あたり。
このタイミングを逃すと来月末になってしまう。
治療をそこまで待てる腫瘍なのか?
化学療法で閉経してしまったり、子宮が弱って育てられないリスク。
腫瘍を持ちながら採卵できるのか?
費用についても大きな負担になる。

良性だったら何も問題ないのだけど
悪性だったら
やらなきゃいけないこと
あきらめなきゃいけないこと
今後何を優先していくのか

不安と悩み事ばかりで2人とも暗い気持ちで
病院から戻る。

私としては先生に、
「悪性だとしたら平滑筋肉腫というものですか?」と聞いた時
「悪性ならそうだと思います。」
という答えがやはりショックでした。

自分なりにいろんな覚悟を決めるには時間も相談相手も良い材料が圧倒的に足りない・・・